お客様に喜ばれるサクサク感
新年あけましておめでとうございます。
技術部の久保田です。
私は昨年からHTML5、Websocketを使用したWEBアプリケーションの開発を行っています。
当初、HTML5というとcanvas等の新しい要素や属性が追加され、
CSS3とともにオモチロイ動きをするウェブページを想像していましたが、
タグの仕様だけでなく周辺のAPI(Application Programming Interface)も充実しており、
「Webブラウザ」による動作の差異をなくそうという方向になっています。
HTML5のAPIであるWebWorkers,WebStorage,アプリケーションキャッシュ等々、
クライアントサイドでJavaScriptによるかなりの機能を実現することが可能となることを知りました。
上記それぞれについて説明すると、非常に長くなってしまうので割愛させて頂きます。。。
ただ、私がこれらAPIの仕様を見て感じた印象は、HTML5で用意された新しいAPIを活用することで、
WEBアプリケーションの高速化が図れるのではないかという事です。
サクサク動くWEBアプリケーション、それはお客様にとっては非常に喜ばれる事は言うまでもありません。
かつて1986年に発売された神ゲー「ドラゴンクエスト」をご存じない方はあまり多くないと思います。
現在、ファミコン版ドラゴンクエストをプレイすれば(プレイすることは難しいですが)、
一部の偏屈なゲーマー(褒め言葉)を除いて、「動きもっさり、画像荒い、音楽しょぼい、何でいつもこっちを見ているの?」等々、
神をも畏れぬ暴言をうっかり吐いてしまう方が多いのではないでしょうか。
ただそれは仕方のないことで、時代が進み技術が進歩するにつれ、ゲームにしろ業務システムにしろ、
「サクサク感」というのは、常に高速化しているように思えます。
(高速化の観点でも、次にウォッチするのはHTTP 2.0でしょうかねぇ)
WEBアプリの高速化(パフォーマンス向上)には既に様々なテクニックがすでにあります。
また、パフォーマンス向上を助ける様々なオープンソースのサーバー(Redisなどなど)が世に出ております。
そういった中で、「クライアント(PC,スマートフォン,タブレットPC)のブラウザ上」において、
高速化をおこなう選択肢が増えたというは、より「サクサク感」のあるシステムを開発する為の選択肢が増えたという事であり、
それは「お客様に喜ばれるシステム」をご提供できるという事に繋がるのではないかと考えます。
さて、冒頭にWebsocketを使用したWEBアプリケーションの開発を行っていると記述致しましたが、
こちらについては割愛させて頂きます。
ただ、今後Websocketについて、別の社員が当ブログにて解説致させて頂く予定です。乞うご期待。