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無線LAN接続が異様に重い?Windows端末のネットワーク設定の落とし穴

category : スタッフBlog 2014.4.1 

技術部の常田です。
個人的な目標としてネットワーク関連の勉強をしています。それに絡んだ事例の1つをご紹介させて頂きます。

Windows XPのサポート期間の終了に伴い、長らくWindows XPを利用されてきた方も「Windows 7」乃至「Windows 8(8.1)」端末への移行を検討・実施をされていると思います。
この「Windows XP」から「Windows 7」以降へのアップデートを行った際に割と起こりやすい事例に、ネットワークが不安定になるという現象があります。

その原因の一に、Windows OSに搭載されているネットワーク機能のSNP(Scalable Networking Pack)の動作によるものがあります。SNPとは、ネットワークを最適化する機能で、通常はPCに搭載されたプロセッサ(CPU)が行う処理をネットワーク端子のインタフェース(NIC)に処理させる等をしてCPUの負荷を下げる機能群(3つの機能の総称)です。
本来、この機能が正しく動作すればパフォーマンスがより最適化され高速なアクセスが可能になるのですが、伝送データ(パケット)の取りこぼしが発生するなど逆に通信が遅くなったり、エラーを起こすケースもあります。

・Receive-Side Scaling
TCPの受信制御を分散処理する機能

・Chimney オフロード
ネットワーク制御をNICで処理する機能

・NetDMA(DirectMemoryAccess)
NICからのメモリアクセスを効率化する機能

もし、OSをアップデートたところ急にネットワークが遅くなった、接続が切断する、などの事象があれば以下の手順を確認してみてはいかがでしょうか。
なお、この機能はあくまでハードウェアを制御する為の機能なので基本的にはセキュリティに影響はありません。

【状態確認の手順】

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1.「コマンドプロンプト」を管理者権限で起動します。
2.コマンドに「netsh int tcp show global」と入力して実行する。
3.上記の3機能の状態が「disabled」以外の状態になっている場合は有効になっています。

【状態の変更を行う手順】
1.「コマンドプロンプト」を管理者権限で起動します。
2.コマンドに「netsh int tcp set global rss=disabled」と入力して実行する。
(Receive-Side Scaling機能の無効化)
3.コマンドに「netsh int tcp set global chimney=disabled」と入力して実行する。
(Chimney オフロード機能の無効化)
4.コマンドに「netsh int tcp set global netdma=disabled」と入力して実行する。
(NetDMA機能の無効化)

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