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AIXの便利コマンド

category : スタッフBlog 2017.5.1 

技術部の常田です。
現在銀行系のレガシーなシステムの保守開発に携わっています。
今回はUNIX系OSの一つ、IBMカスタマイズのAIXにてよく使っているコマンドを紹介していこうと思います。

AIXの特徴は、Ksh(Korn Shell)で動作していることです。
この為、CUIの操作にLinux(bash)とは異なる点が出てきます。
基本的に、bashより不便でbashでできることがkshではできないことが多いです。
これはbashがそもそもkshの良い点のみを取り込んで作られたものであるからです。

なお、基本的なUNIXコマンドについてはLinux等と同様に使うことができますが、
オプションなどが異なるものが一部に存在しています。
※主要な使い方についてはほとんど同様に使用することができます。

・set -o [vi|emacs]
コマンドライン入力の方式をエディタ風にするコマンドです。
主に入力中のコマンドの修正や入力履歴(.sh_history)を遡る際に、
設定したエディタ同様の行遷移などで入力コマンドを編集することができます。
私の場合はviコマンドで使うことが多いですが、自分の使い慣れたエディタに合わせるといいかと思います。
なおWindowsに近いのはどちらかといえばemacsになります。

・iconv -f [変換前文字コード] -t [変換後文字コード] 対象ファイル
ファイルの文字コードの変換コマンドです。
LANG設定と異なるファイルを読み込み、正常に表示する際などに使用します。
私はEBCDICからの変換などでよく使うことが多いです。

・pax -rvf hogehoge.tar -s ‘/^\//.\//’
使用頻度は高くないですがtarで固めてしまった内容が絶対パスになってしまっている場合に、
tarの内容を相対パスに書き換えることのできるコマンドです。
Linux系列ではtarコマンドで同様の対処が可能ですが、AIXのtarには該当オプションがないためこちらのコマンドを使用します。
ほかにもディレクトリ構成を持ったままのアーカイブを直下にファイルだけ展開したい場合などにも応用できます。

・topas
動的にCPUやDISKの使用率を見ることができます。負荷状況の監視が簡単にできます。
具体的な数値での表示に加え、CPUの使用率についてはグラフ表示にすることもできるため、CUIながら非常に見やすいです。
また、マルチコアCPUや、複数DISKでも対応しています。

・sdiff [比較対象1] [比較対象2]
通常のdiffコマンドとの使い分けになりますが、行を並べて比較結果を表示してくれます。
ただし、1行の長さが一定以上の場合表示上は尻切れになってしまうデメリットがあります。

・errpt
システム系のエラーでシステムログ以外にもこちらもチェックすると問題が発見できることがあります。

・lsvg
ボリュームグループ(VG)の情報を表示。
ディスクのバックアップ機能なんかはよくVG単位でとることも多いのでマウントポイントとVGの関係を調べる時などに使います。

・cksum [ファイル]
指定したファイルのチェックサムを出力します。
データの整合性チェックなんかでよく使うことがあるかと。

・du
データのサイズを調べる時に使いますが、ファイル単位だけでなくディレクトリの内容の総和も調べることができます。
最低単位が512KBブロックなのでそこは注意が必要です。

まだまだ勉強中の身なので、あまり役立つものではないかもしれませんが、
みなさんの一助になれば幸いです。
これから更に知識をつけ、いざというとき役に立てるように頑張っていこうと思います。

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