FileMakerの開発あれこれ
技術部の吉開です。
今回は、FileMakerについてお話をさせていただきます。
■そもそもFileMakerとは!
FileMakerはWindowsOSとMacOSのどちらでも動作する、という特徴を持つデータベースソフトです。
簡単にデータベースが構築できて、出力画面も感覚的に作成することが可能であるとともに、
過去のバージョンとの互換性が高いという点で、非常に使いやすいソフトです。
システムに詳しくないユーザーの方でも、少し勉強すれば自分で変更・修正できる使いやすさがあるFileMakerですが、
開発を行ったときに、少し困ったことがありました。
1.右クリックが・・・
もともとFileMakerはMac用のソフトウェアだったこともあり、ユーザーインターフェースがMac寄りになっています。
そのため、FileMakerで作成した画面上で右クリックすると、WindowsOS用のマウスの左クリックと
同じ動作をするのです。 普段はWindowsOSで作業している私にはこれがなかなか曲者で、
例えば、画面遷移リンク上で何気なしに右クリックを押すと、「うわっ!いきなり別画面に移動した!」などなど・・・。
開発当初はこの仕様に慣れず、度々困りました。
2.使いやすいが故に・・・
FileMakerで検索を行うときには、一覧表示画面(または詳細表示画面)を、検索モードに切り替えるのが仕様です。
一覧表示画面がボタンひとつで検索画面に早変わりするので、わざわざ検索画面を作る必要がないのは嬉しいのですが、
検索画面と一覧表示画面を別々にしようとすると、検索画面用のテーブルが必要となる、といったことが起きます。
ユーザーにとって使いやすいように作られていることが特徴のひとつのFileMakerですが、
より細かい作り込みをしようとすると、思わぬ回り道をしなければいけなくなり、なかなか苦労させられました。
等々、ちょっとした苦労話もありますが、
やはり、環境に依存せずに使用することができて、ユーザーが使いやすいという点で、FileMakerはいいものです。
(多少、ライセンス料が高いですが・・・)
様々な可能性を秘めているソフトウェアなので、これからも要注目です。
※弊社のFileMakerに関する開発事例などは、下記URLよりご覧ください。
http://www.it-tera.com/filemaker/