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Web Perfomerでの開発の利点と欠点

category : スタッフBlog 2013.12.2 

技術部の本橋です。

キヤノンソフトウェアのWebPerfomerというツールを使用して開発をしています。
WEBなどで検索をかけてもあまり情報の出回っていないこのツール。
果たしてどんなものでしょうか。

スタッフブログ画像(本橋)

WebPerfomerとは・・・
 プログラミングレスでWebアプリケーションを100%自動生成できる開発ツールです。
   Javaの知識にかかわらず、業務・設計ノウハウを活用して「基本設計情報」を定義すると
 Webアプリケーションを自動生成します。 また、スマートフォンやタブレット端末などのスマート
 デバイスの画面に最適化されたWebアプリケーションも自動生成します。
   JSP・Servlet・JavaBeans・JavaScript上で動作していて、StrutsベースのMVCモデルを
 採用している。
   開発はEclipseプラグインとして動作。
とあります。
  
なるほどStrutsの初期設定やDB接続周り、画面作成など1からやると結構手間ですが、
それらから解放されつつ、JAVAのソースは一切書かないで良い・・・と。  
ここまでは各箇所の知識が無くてもよさそうな便利ツールかもしれないとう期待感がありますが、
実際に触ってみたところの主観的なメリット・デメリットを挙げていきます。
  
■メリット
・プラグイン開発なので環境構築が容易
 新しい開発ツールとなると、構築や使用方法などに工数が掛かりがちですが、
 Eclipseにプラグインを入れるだけで開発環境が整い基本操作はEclipseと同様なので
 ツールに戸惑うことなく開発を進められる
・モックレベルであれば、画面からDBを連携させた画面が1時間程度で作成ができる
 (慣れてくれば30分程度でいけるかもしれません)
・ツール開発なので開発者のスキル差の影響を受けにくい
 よくある話で開発者毎にソースの書き方がバラバラすぎで整っていなかったりパフォーマンス
 が悪かったりと品質に大きく差が出てしまう。
 これを防げるのは魅力。開発規模が大きくなるほどこのメリットは増すのではないでしょうか。
・仕様書が容易
 MVCモデルを採用しており、それに沿った仕様書となるため仕様書が書きやすい。
 また、この時点から設計者間のレベル差が出にくい
  
 ■デメリット
 ・デバッグ開発ができない。
 Exceptionが発生したときにスタックトレースログが出力されているが、WebPerfomer上の
 どの定義なのかわからない。
 生成されたJavaソースを元に原因の特定をする作業となる場合がある。
 つまりJavaの読み書きが出来なくても「作成することはできる」が「デバッグ処理」ができない
 ことになる。
・HTMLレイアウトの自由度が低い
 テーブルタグを切っての画面を生成しており、テーブルタグの属性に依存するためHTMLタグ
 での属性で使用できない機能などが結構ある。
 単純なレイアウトなら問題ないかもしれないがフレキシブルな画面構成は実現できない現状が
 ある。(今後のバージョンアップに期待)
・マニュアルの類がわかりにくい
 仕様マニュアルがPDFとなっているのでWEBマニュアルのようなものが欲しいところ
 (JavaDocのような)
 また、サンプルなどの例もわかりにくい。この部分の理解などで結構工数を持って行かれて
 しまう。
 ・メモリー使用量が多いように感じる。
 内部でのガベージ処理などがうまくいってないのでしょうか・・・
 一日でヒープが1GB近く行きます。自分は2~3時間に一度再起動をかけています。
 (Eclipseのiniファイルをいじって管理していますがあまり効果がでません・・・)

と、メリット・デメリットが多数出ましたが、
WebPerfomerとはどんなもので、どこまでのモノが作れるか。
コンポーネントやレイアウトの切り分けなどを理解した上で開発するには効率良く
開発できるツールだと思います。
案件によりますが、凝ったUIなどにするのには向かないのでその辺の判断をしっかり見極め
たいところです。

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